体験記夜勤明けの睡眠期間工7社経験
夜勤明けの昼、眠れずに布団の中で目を開けている男性のイラスト
「寝なきゃ」が一番眠れない。

夜勤を始める前、一番心配していたのは仕事だった。ラインについていけるだろうか。怒られないだろうか。体力は持つだろうか。でも実際に働いてみると、一番きつかったのは仕事じゃなかった。眠ることだった。

  • 8時
    朝8時工場を出る

    太陽がまぶしい。小学生が通学し、コンビニには出勤前の会社員。世間はこれから一日が始まる。俺は寝る。

  • 寮
    帰宅後シャワー、カーテンを閉める

    眠い。確かに眠い。でも眠れない。ドア、掃除機、宅配便、子どもの声。全部気になる。

  • 12時
    気づけば昼出勤まであと5時間

    焦る。すると余計に眠れない。

夜勤をやったことがある人なら分かると思う。「寝なきゃ」が一番眠れない。

眠れなかった頃の自分

最初の数か月、睡眠時間は毎日バラバラだった。3時間、5時間、7時間。体調も安定しない。休みの日も昼夜逆転し、頭がボーっとして、休日なのに疲れが抜けない。仕事中にミスしそうになる。

正直、夜勤の仕事より、こっちのほうが怖かった。

やって良かったこと

ある日、夜勤歴が長い先輩に「どうやって寝てるんですか?」と聞いた。

先輩

「寝る準備を仕事だと思え」

返ってきた答えはシンプルだった。その日から少し変えた。

寝る準備でやったこと

  • 帰宅したらスマホを見ない
  • 部屋を暗くする
  • アイマスクを使う
  • 耳栓を使う
  • カフェインは帰宅後に飲まない

すると、少しずつ眠れるようになった。劇的ではない。でも確実に変わった。

一番効果があったもの

意外だった。高いサプリでも高級マットレスでもなく、耳栓だった。数百円。それだけ。寮生活は思っている以上に音がある。ドア、足音、洗濯機、話し声。全部消えるわけじゃない。でも耳栓をすると、世界が少し遠くなる。それだけでかなり違った。

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今でも完璧ではない

夜勤歴が長くなった今でも、眠れない日はある。体内時計は簡単には騙せない。でも昔ほど焦らなくなった。眠れなくてもいい。横になるだけでもいい。そう思えるようになった。それだけでも随分楽になった。

夜勤で一番きついのは、眠ること

夜勤で一番きついのは仕事じゃない。眠ることだ。そして、眠れない自分を責めることだ。

もし今、カーテンを閉めた部屋で天井を見ているなら。あなただけじゃない。工場のどこかで、寮のどこかで、今日も同じように眠れずにいる人がいる。俺もその一人だった。

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