※この記事は筆者がスバル期間工として在籍した当時の実体験です。配属工程・寮・人間関係は時期や募集状況で変わります。現行の待遇は応募前に公式採用サイトで確認してください。
「当たり」なのか。
大泉工場の大型エンジン工程、大利根寮、ドライな人間関係。自分の配属は当たりだった。ただし、それをスバル全体の評価にはできない。
自分には当たり
かなりドライ
個室+共用設備
寮ガチャで変わる
深夜0時上がりの夜勤明け、通勤バスを降りて寮の玄関をくぐる。あの瞬間の感覚は、7社経験した中でも会社によってまるで違った。
期間工を7社経験した自分から見ると、スバル期間工は条件のよい求人だと思う。日給、入社特典、寮費無料。求人票の数字だけなら、他社と比べても見劣りしない。
ただし、誰が入っても「当たり」になるわけではない。
自分が配属されたのは、大泉工場の大型エンジン工程。寮は大利根寮だった。
一方、同じスバルでも、配属される工場、工程、寮によって感想はかなり変わる。「楽だった」という人と「きつかった」という人が同時にいるのは、このためだ。
会社名だけでなく、どこへ配属された人の話なのかまで見たほうがいい。
大泉工場の大型エンジン工程は当たりだった
期間工の仕事で一番大きいのは、メーカーの違いより配属工程の違いだ。
7社の中には、車体組立のラインで一日中、中腰の姿勢を続ける工程もあった。同じ日給でも、工程が変わるだけで身体への負担はまったく別物になる。
応募時に「軽作業希望」と伝えても、最終的な配属を自分で選べるとは限らない。これはスバルだけではない。期間工全体に共通する構造だと、7社経験して分かった。
自分は大泉工場の大型エンジン工程へ配属された。朝一番、部品の重みを両手で感じながらラインに入る。
最初の1週間は単純に体が慣れず、腕や腰に張りが残った。それでも2週間を過ぎたあたりから、動きの無駄が減っていくのが自分でも分かった。
何もしなくても一日が終わるような楽さではない。それでも担当した作業は、自分の体力と性格に合っていた。単調な作業を黙々と続けるのが苦にならなかったことも大きい。
ただ、大泉工場に入れば全員が同じ仕事をするわけではない。同じ工場内でも、工程、ライン、班によって作業内容もペースも違う。
自分の体験だけを見て、「スバルは楽」と判断するのは危険だ。
スバル期間工の人間関係はかなりドライだった
職場の人間関係は、かなりドライだった。
朝の挨拶と、作業に必要な最低限の会話。それ以上踏み込んでくる人はほとんどいなかった。
休憩室で世間話をする班もあれば、無言でスマホを見て過ごす班もある。自分がいた班は後者に近かった。仕事が終われば、会話もそこそこに各自でバスへ向かう。無理に輪へ入る空気も強くなかった。
ただし、人間関係も班長や同じ班のメンバーで変わる。スバル全体がドライだと断定はできない。別の班にいた同期は、休日に一緒に出かける仲間ができたと話していた。
大利根寮だったが、スバルの寮は選べない
自分が入ったのは大利根寮だった。
寮費と水道光熱費は無料。個室にはベッド、机、テレビ、冷蔵庫など最低限の家具があり、着いた日から生活を始められた。洗濯機は無料、乾燥機は有料だったので、夜勤明けに部屋干しするのが習慣になった。
貯金を目的に期間工へ行く人にとって、固定費の低さは大きい。
ただし、「個室寮」と「風呂・トイレ付きの完全ワンルーム」は同じではない。
大利根寮のような集合寮では、自分の部屋以外の設備をほかの入寮者と共用する。夜勤明けの朝、風呂場が混んでいたこともあった。
工場までは通勤バス。始業の40分ほど前に寮を出て、バスに15分ほど揺られる。寮の周りにはスーパーやコンビニもあり、車がなくても生活には困らなかった。ただ、最寄り駅までの距離は、休日に電車で出かけるとき地味に効いた。
さらに、どの寮へ入るかは基本的に選べない。工場までの距離、建物の古さ、共用設備、周辺環境、隣人で暮らしやすさは変わる。
結論|スバル期間工は当たりだったのか
自分の答えは、仕事は当たり。ただし、スバルへ入れば誰でも同じ結果になるわけではない、だ。
自分の場合は、次の組み合わせだった。
- 大泉工場の大型エンジン工程
- 大利根寮
- 人間関係はかなりドライ
- 担当した仕事は自分に合っていた
この4つのうち、どれか1つでも違っていれば、感想はもっと変わっていたと思う。
現在のスバルは、給料、初回更新の手当、無料寮と条件が強い。求人として比較候補へ入れる価値はある。
しかし、入社後の満足度を決めるのは求人票の数字だけではない。
どの工場へ入り、どの工程を担当し、どの寮で暮らし、どんな班長や同僚と働くか。その組み合わせで、当たりにも外れにもなる。
最後は配属ガチャと寮ガチャ。
スバル期間工は「当たりの会社」というより、条件は強いが、配属ガチャと寮ガチャの影響が大きい会社というのが、自分の結論だ。