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満了が決まったら、まず退寮日・書類の送り先・最後の入金日を会社に確認します。
- 次の社会保険まで間が空くなら、健康保険と年金の切り替えが必要(14日以内)
- 離職票(失業保険)と健康保険資格喪失証明書(健康保険)は別の書類
- 引っ越すなら郵便転送と住所変更も
- 生活費は次の給料が実際に入る日までで考える
次の会社の社会保険に入るまで間が空く人は、健康保険と年金の手続きも必要になります。「会社から書類が届いてから考えよう」と待っていると、手続きの期限が近づいてしまいます。
やることは、時期で分けると整理しやすいです。全員がすべての手続きをするわけではないので、自分に必要なものを確認していきましょう。

| 時期 | やること | 確認・手続き先 |
|---|---|---|
| 満了前 | 退寮日、必要書類、最後の入金日を確認 | 会社の担当者・寮の管理者 |
| 引っ越し前後 | 郵便転送と住所変更 | 郵便局・市区町村 |
| 退職後 | 健康保険と年金の切り替え | 市区町村・加入していた健康保険・家族の勤務先 |
| 次の仕事を探す間 | 失業保険の対象になるか確認 | 住んでいる地域のハローワーク |
| 再就職時 | 前の保険の脱退、入社に必要な書類の提出 | 市区町村・健康保険・新しい勤務先 |
この記事でわかること
- 満了前に会社へ確認する4点
- 会社から受け取る書類とその使い道
- 健康保険・年金・住所変更の期限
- 失業保険と住民税で気をつけること
- 再就職したときの前の保険の抜け方
満了前に、退寮日・書類の送り先・最後の入金日を確認する

会社にいる間に聞いておくこと
- 退職日と最終出勤日はいつか
- いつまでに退寮し、鍵や作業着などを返すのか
- 退職後の書類は、いつ・どこへ届くのか
- 最後の給料と満了金は、どの条件で・いつ支払われるのか
有給休暇を使う場合などは、最終出勤日と退職日が違うこともあります。保険の切り替えを考えるときは、最後に工場へ行った日ではなく、会社に確認した退職日を使います。
退寮期限や満了金の支払日は、会社によって違います。「満了した日に全部入金される」「次の仕事が決まるまで寮にいられる」とは考えないでください。
今の寮を出る日と次の寮へ入れる日が3日ずれていれば、その間の宿泊先が必要になります。移動日だけでなく、退寮してから次に住める日までを確認しましょう。
退職後に実家へ戻るなら、会社には実家の住所を伝えておきます。郵便局の転送も申し込んでおきたいところ。転送の登録には3〜7営業日かかるため、引っ越し当日まで待たずに済ませておくといいです。郵便転送を申し込んでも、会社や役所の登録住所まで変わるわけではありません。
会社から受け取る書類は、使い道で分ける

| 書類 | 主な使い道 |
|---|---|
| 離職票1・2 | 失業保険の手続き。退職理由や賃金などが記載される |
| 健康保険資格喪失証明書 | 会社の健康保険を抜けた日を証明する。国保への加入などで使う |
| 給与所得の源泉徴収票 | その年の給料と所得税などを確認する。再就職先の年末調整や確定申告で使う |
| 雇用保険被保険者証 | 雇用保険の番号を確認する。会社が保管していた場合は返却を確認する |
特に混同しやすいのが、離職票と健康保険資格喪失証明書です。失業保険の書類と、健康保険の書類は別と考えると分かりやすいです。国保で使える確認書類は自治体によって異なるため、会社への発行依頼とあわせて窓口にも確認しておきましょう。
離職票は退職後に届くことがあります。在職中に発行希望と送付先を伝え、届いたら退職理由も確認します。実際の事情と違う場合は、ハローワークへ相談できます。
給与所得の源泉徴収票は、中途退職の場合、退職後1カ月以内が交付期限です。届かないときは、まず会社に発行状況を聞きましょう。
満了後は、健康保険・年金と住所の手続きを進める
次の会社の社会保険に、いつから入るかを確認する
次の仕事が決まっていても、入社まで間が空くなら、その期間の保険を考える必要があります。健康保険の選択肢は、主に次の3つです。
| 選択肢 | 内容 |
|---|---|
| 国民健康保険(国保) | 住んでいる市区町村で加入する |
| 任意継続 | 条件を満たして、退職前の健康保険を続ける。退職前に継続して2カ月以上の加入期間が必要で、申請は原則退職翌日から20日以内 |
| 家族の扶養 | 条件を満たして、家族の勤務先の健康保険に入る |
年金は健康保険とは別です。日本国内に住む20歳以上60歳未満で、次の厚生年金に入るまで間が空く人は、原則として国民年金へ切り替えます。厚生年金に入っている配偶者の扶養になる場合は、条件により配偶者の勤務先を通じて手続きします。
例:9月30日に満了し、次の社会保険加入が11月1日の場合
この場合、10月の健康保険と年金を自分で手続きする必要があります。
| 選ぶ手続き | 期限の例 |
|---|---|
| 国保に加入する | 10月14日まで |
| 国民年金へ切り替える | 10月14日まで |
| 健康保険を任意継続する | 原則10月20日まで |
国保と任意継続は、両方に加入するわけではありません。保険料や扶養の条件を確認して選びます。
健康保険資格喪失証明書がまだ届いていないときも、期限を過ぎるまで待つ必要はありません。窓口には、次のように聞けばいいです。
「9月30日に退職しました。会社の健康保険を抜けた証明書がまだ届いていません。手続きを進めたいのですが、どうすればいいですか」
引っ越す人は、役所の住所変更も忘れない
別の市区町村へ住所を移すなら転出・転入、同じ市区町村内なら転居の手続きになります。転入届・転居届は、新しい住所に住み始めてから14日以内が基本です。
引っ越しと保険の切り替えが重なる人は、転入先の役所に「退職して引っ越してきたので、住所と国保・年金の手続きをしたい」と伝え、持ち物を確認してから行くと二度手間を減らせます。
次の仕事を探す人は、ハローワークで失業保険を確認する
失業保険は、退職しただけで自動的に振り込まれるお金ではありません。働く意思と能力があり、仕事を探していることに加え、雇用保険の加入期間などの条件があります。
「満了後は実家に戻り、働ける状態で次の求人に応募する人」と、「しばらく仕事を探さず休む人」では扱いが違います。単に休養する期間の生活費として、受給を前提にしないほうがいいです。
手続きする人は、離職票1・2、本人確認・マイナンバー確認の書類、本人名義の口座が分かるものなどを用意し、住んでいる地域のハローワークへ行きます。離職票が届かなければ会社に発行状況を聞き、ハローワークにも相談します。保険や年金の手続きまで一緒に止めないことが大切です。
条件と振込までの流れ 期間工の満了後、失業保険はいつから?条件と手続き住民税と、次の給料日までのお金を残しておく

9月30日に満了し、11月1日に入社、初回の給料日が11月25日だったとします。この場合、10月の生活費だけでなく、11月24日までの支出も用意しておく必要があります。見込んでおきたいのは、家賃や食費、引っ越し代に加えて、健康保険・年金・住民税の支払いです。
住民税は前年の所得をもとに計算されるため、退職して給料が止まっても、残りの税額がなくなるわけではありません。さらに、退職した年の所得に応じた住民税が翌年6月からかかる場合もあります。
「住民税の残りはいくらで、最後の給与から引かれますか。それとも自分で納めますか」
再就職したら、前の保険の脱退も確認する
新しい会社の健康保険に入ったら、それまで加入していた国保の脱退手続きが必要です。加入した日から14日以内に、市区町村へ届け出ます。会社が新しい保険に入れてくれても、国保の脱退まで自動で終わるわけではありません。マイナ保険証を使っている人も同じです。任意継続や家族の扶養に入っていた場合は、それぞれの健康保険や家族の勤務先へ連絡します。
失業保険の手続き中なら、就職が決まったこともハローワークへ伝えます。入社前に必要な申告と持ち物を確認しておきましょう。同じ年に再就職した人は、前の会社の源泉徴収票も新しい勤務先へ提出します。前職の給与を含めた年末調整に使うため、受け取った書類はまとめて保管しておきたいところです。
よくある質問
期間工を満了したら、最初に何をすればいいですか?
在職中に、退職日と最終出勤日、退寮期限、退職後の書類の届く時期と送付先、最後の給料と満了金の支払日を会社に確認します。引っ越すなら郵便転送も早めに申し込みます。
離職票と健康保険資格喪失証明書は何が違いますか?
離職票は失業保険の手続きに使う書類、健康保険資格喪失証明書は会社の健康保険を抜けた日を証明する書類で、国保への加入などに使います。別の書類なので、両方の発行と送付先を確認してください。
国保と国民年金の手続きはいつまでですか?
9月30日に退職した場合、国保の加入と国民年金への切り替えは10月14日まで、任意継続は原則10月20日までです。
源泉徴収票が届きません。
中途退職の場合の交付期限は退職後1カ月以内です。届かないときは、まず会社に発行状況を確認してください。
再就職したら、国保は自動で抜けられますか?
抜けられません。新しい会社の健康保険に加入した日から14日以内に、市区町村へ国保の脱退を届け出ます。マイナ保険証を使っていても同じです。
まとめ|満了前に会社へ聞き、期限の短いものから進める
この記事のポイント
- 満了前に退寮日・書類の送り先・最後の入金日を確認
- 書類は使い道で分ける(失業保険と健康保険は別の書類)
- 国保・国民年金は14日以内、任意継続は原則20日以内
- 生活費は次の給料日まで。住民税の残りも含める
- 再就職したら前の保険の脱退と源泉徴収票の提出
書類が届くのを待つより、在職中に聞いておくほうがずっと楽です。自分に必要な手続きだけを、期限の短いものから進めてください。